タイ撮影コーディネーター

　私の会社オフィスカタヤマも勿論ねつ造等があった回の撮影には参加しておりませんが、このイッテQさんの撮影を何度かやらせてもらっております。
　中でも宮川大輔さんの祭りの仕事には7回参加させてもらっており、参加した者の立場からひと言 言いたいことがあるのでこの場でお話しさせてもらいます。
　私のコーディネーター人生の中でM社のT社長はタイでの大先輩で、仕事の手順から段取りやその他多くの経験をさせてもらいました。　今回の騒動でかなりの打撃を受けていることと思いますが騒ぎが沈静化したのちまた一緒に仕事をさせてもらいたいと思っています。

　さて、本件の祭りについては勿論ラオスに実在しない祭りをあたかも実在するような形で放送してしまった事には制作の立場から間違った行為であると言わざるを得ません、但し、そこに出演する宮川さんを始めとする役者さんたちの意気込みやモチベーション、しいて言えば本気度については毎回どうしてこんなに頑張れるのだろう？と疑問に思うほど一生懸命で、テレビを見てくれる人たちがどうしたら喜んでくれるかという気持ちでスタッフ一同精一杯の努力をしている、まさにガチの撮影です。

　制作会社であるK.D社のディレクターも予選落ちした時や失格した際にもそれを包み隠さず放送しておりますし、又参加している地域の皆さんに手心を加えてくれるようにお願いしたことは一度もない、正にガチの戦いをそのまま撮り、編集ののちオンエアーしています。ガチの戦いを撮るために必要と思われる時には参加者の本気度を上げる為に商品や賞金を増やしたり、本物の競技場の設備が不十分で安全性に疑問がある場合には設備を整える費用を負担したりと言った行為をしていたことはありますが、本気で宮川さんと戦う参加者のモチベーションを上げ安全に公正な戦いを撮影するためには必要不可欠な行為であったと思います。　危険な場所で撮影し、本気の人たちが怪我をしたりしたら撮影その物が無効になってしまうのでこれを否定されると今後危険な撮影はできない面白みのない番組しか作れなくなってしまします。

　そんな中で今回の騒動の騒ぎ方はあたかも全ての映像がまやかしで、且つねつ造されたかのような内容、過去の映像に遡って粗探しをする姿は我々の努力を土足で踏みにじる行為であり、この先のバラエティーの存在を否定するように思えこの騒ぎが一日でも早く収拾し以前の撮影の方向に戻ることを願って止みません。　

　騒いでいる人たちにひと言 言いたい
ドキュメンタリーのようなバラエティーを誰が見るんですか？　おもしろいですか？